児童ポルノ画像の秘密交換グループがFacebookに存在している

Facebookでは誰でも簡単に「グループ」を作成し、グループに参加したメンバー間で近況や写真などをシェアすることが可能です。そのグループを悪用した「児童ポルノ画像を交換するためだけに作られた秘密のグループ」の存在がBBCによって明らかになりました。

Paedophiles use secret Facebook groups to swap images – BBC News
http://www.bbc.com/news/uk-35521068

Facebookでグループを作成するとき、ユーザーはグループのプライバシー設定を自由に決められます。プライバシー設定は「公開」「非公開」「秘密」の中から選べるのですが、BBCにより明らかになった児童ポルノ画像の交換グループは、現メンバーから招待・追加されないと参加できない「秘密」をプライバシー設定にしていたとのこと。秘密のグループは、グループメンバーのみコンテンツの閲覧を許可されます。

BBCは、児童性愛者によって運営されている秘密のグループをFacebookで複数発見。発見されたグループの名前は、同グループ内に児童ポルノ画像を含むことを明らかに示唆した内容になっていたそうです。グループに投稿されているのは、学校の公式サイトや新聞、ブログ、アパレルショップのウェブサイトなどからダウンロードされた画像で、画像のコメント欄は見るに堪えないコメントであふれていたそうです。

BBCが児童性愛者と偽って参加することに成功した「cute teen schoolies(かわいい未成年の学生)」というグループには、10~11歳の女子生徒が制服を着用した画像が投稿されていて、「yum yum(おいしそう)」とコメントされてました。

BBCは「cute teen schoolies」に投稿された画像をFacebookに違反報告したものの、Facebookは「コミュニティ規定に違反していない」として画像を削除しませんでした。また、「we love schoolgirlz(女子生徒大好き)」という他のグループについても違反報告をしたもののグループは削除されず。違反画像については合計20枚を報告し、そのいくつかがグループの運営者によって削除されましたが、Facebookによって強制的に削除されたのはたった4枚だったそうです。

自分の娘のブログから画像がダウンロードされ、児童性愛者が集まるウェブサイトに投稿されていたという経験をもつ夫婦は「私の娘の画像が知らない間に、児童性愛者たちの間で出回っていたのは本当にショックなことでした。Facebookが児童性愛者が集まるグループを放置しているのは、それと同じくらいショックなことです。Facebookは児童性愛者による秘密のグループの隠れた行動を監視する義務があると思います」とFacebookのチェックの甘さを指摘。

また、児童ポルノ画像の普及を防ぎ啓蒙活動を行うイギリスの政府機関の「Children’s Commissioner for England」は「児童性愛者が集まるグループがFacebookのコミュティ規定に違反しないのには大変驚きました。Facebookが児童を守るのに十分な活動をしているとは思えません」と話しています。

今回の一件に関してFacebookにインタビューを申し込んだものの却下されたというBBCは、あるイベント会場でFacebookのパブリックポリシーの責任者であるRishi Saha氏に接触し秘密のグループの存在について質問。Saha氏は「特定のグループに関する違反報告があった場合、重要なのは適切な調査を行うことです。あなたたちが入手したデータや画像を私に共有してくれれば、調査部門にすぐに連絡をとり、調査が適切に行われているか、不適切なコンテンツが削除されているか確認を行います」と前向きなコメントを残しました。
http://gigazine.net/news/20160215-paedophile-facebook-secret-group/