児童ポルノ、閲覧可能に アプリ運営会社社長ら7人逮捕

 スマートフォンなどで動画や画像を共有できるアプリ「写真箱」を使って児童ポルノを閲覧可能にしていたとして、神奈川県警は8日、写真箱の運営会社「AIRCAST(エアーキャスト)」(東京都千代田区)社長の大野光明容疑者(55)=東京都大田区=ら7人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)とわいせつ物陳列の疑いで逮捕し、発表した。

 大野容疑者は「パスワードがあるので、公然と陳列されたとは言えない」と容疑を否認しているという。

 県警によると昨年10月、福島県二本松市の中学2年の男子生徒らが「写真箱」に投稿した少女のわいせつな動画計21件を、不特定多数が見られるようにした疑いがある。

 写真箱は投稿者が設定したパスワードを入力すれば、動画像を見られるアプリ。利用者がパスワードを使って有料で画像を閲覧すると、投稿者に報酬が与えられる仕組みだ。県警は投稿者として少年4人、少女1人を同法違反容疑で書類送検しており、さらに数十人を立件する方針。報酬目当てに自分を撮った動画像を投稿し、パスワードをネットの掲示板を使って拡散したケースもあったという。

 また、暴力団組員の小林功容疑者(56)=東京都練馬区=を犯罪収益移転防止法違反(預貯金通帳などの譲渡)の疑いで逮捕した。写真箱の売り上げ約7千万円の一部が小林容疑者に流れていたという。

 大野容疑者は昨年11月、別の自社アプリ「写真袋」で児童ポルノ画像を閲覧可能にしていたとして、同法違反(公然陳列)幇助(ほうじょ)容疑で警視庁に逮捕され、処分保留で釈放されていた。(室田賢)
http://www.asahi.com/articles/ASJ283HMRJ28ULOB005.html